理由と原因を表す表現のー기 때문에、ー아/어서、ー니까
それぞれには理解出来ていても、いざ会話で使う時に「どれをつかったらいいのかな?」と迷ってしまいますね。ここでしっかり違いを覚えて上手く使えるようになりましょう!
「ー기 때문에、ー아/어서、ー니까 」どれも、原因や理由を言う時に使うし、
「~だから」「~なので」と訳すので、わかりにくいですね。
まずは、それぞれの使い方を見ていきましょう!
目次
前の動作の理由(または原因)で後の動作がなされることを表します。
・~したから、(結果)こうなった
・~のせいでこうだ
・~だから、こうしなければならない
※ 「ー아/어서、ー니까 」より、理由を強く説明する時に使われます
【使い方】
動詞・形容詞・있다/없다・이다の語幹+ 기 때문에
語幹とは?
用言( 動詞・形容詞・있다/없다・이다 )は、すべて「 다 」で終わっています。
この「 다 」を取ったものが語幹です。
가다-다=가(語幹)*가기 때문에 / 있다-다=있(語幹)*있기 때문에
※例文を見てみましょう!
아침을 너무 많이 먹없기 때문에 점심은 먹고 싶지 않아요.
(朝食をあまりにも多く食べたので、昼食はたべたくありません。)
※昼食を食べたくない理由は、朝食をとてもたくさん食べたからです
그 사람은 내 친구이기 때문에 같이 지내고 있어요.
(その人は私の友達なので、一緒に過ごしています。)
一緒に過ごしている理由は、その人が私の友達だからです
전화가 왔기 때문에 만났어요.
(電話が来たので、会いました。)
※あった理由は、電話が来たからです
ここをおさえておきましょう!
命令文・勧誘文には使えません
命令文(✖)
날싸기 춥기 때문에 옷을 따뜻하게 입으세요.(✖)
勧誘文(✖)
날씨가 춥기 때문에 옷을 따뜻하게 입읍시다.(✖)
*「名詞+ 때문에」の場合 ~のせいで(マイナスイメージで使われる)
눈 떄문에 학교에 차로 갈 수 없어요..
(雪のせいで車で行けません)
시험 때문에 잠을 못 잤어요.
(試験のせいで一睡もできなかったです)
前の文が、後ろの文の原因や理由になります。
~だから・~なので
그래서(~だから)を使った分を1つにまとめると
너무 많이 먹었어요. 그래서 배가 아파요.(とてもたくさん食べました。だからお腹が痛いです)
→너무 많이 먹어서 배가 아파요.(とてもたくさん食べたので、お腹が痛いです)
※前の文でいうことの結果として、あることが起こることを言います
【使い方】
動詞・形容詞・있다/없다・이다の語幹+ 아/어서
※例文を見てみましょう!
바람이 심하게 불어서 나뭇잎이 떨어졌어요.
(風が強く吹いて木の葉が落ちました)
※木の葉が落ちた理由は、風が強く吹いたからです
짐이 많아서 빨리 뛰지 못하겠어요.
(荷物が多くて、速く走れません)
早く走れない理由は、荷物が多いからです
아이가 배가 아파서 울고 있어요.
(子供がお腹が痛くて泣いています)
※子供が泣いている理由はお腹が痛いからです
ここをおさえておきましょう!
「아/어서」の前に、時制を表す「았/었」や 「겠」「 더」などは使えません
배가 아팠어서 학교에 못갔어요.(✖」
배가 아파서 학교에 못갔어요. (〇)お腹が痛くて学校へ行けませんでした。
命令文(✖)勧誘文(✖)
배가 고파서 식사를 할까요?.(✖)お腹が減ったので、食事しましょうか。
피곤해서 잘까요?.(✖)疲れたので寝ましょうか。
後ろにくる内容の理由や判断の根拠を話すときに使います。
~だから・~なので
【使い方】
動詞・形容詞の語幹+ (으)니까
名詞+(이)니까
・먹으니까/좋으니까(パッチムあり)
・자니까/크니까(パッチムなし)
動詞・形容詞 았/었/했 + 으니까
名詞 이었/였 + 으니까
・ 먹었으니까 / 학생이었으니까
※過去も使えます
パッチム ㄹ :ㄹ脱落+니까
(作る)만들다 → 만드니까 / (遠い)멀다 → 머니까
※例文を見てみましょう!
날씨가 더우니까 바다에 갈까요?
(天気が暑いので海に行きましょうか)
※「海に行きましょう」と提案した理由は暑いからです
오늘은 추우니까 옷을 많이 입으세요.
(今日は寒いから、服をたくさん着てください)
※「服をたくさん着てください」と言ったら理由は今日は寒いからです
도착했다는 편지를 받았으니까 안심하세요.
(到着したという手紙が来たから、安心してください)
※「安心してください」と言った理由は、着いたという手紙が来たからです
ここをおさえておきましょう!
質問に対する答えとして理由をはっきり明らかにしたいときに使います。
後ろの文に、命令形や勧誘形が多く用いられます。
※後ろの文は、前の文で言ったことの行動を促す表現になります
<感謝や挨拶、謝罪の言い方では、「서」の文法を使います>
늦었으니까 미안합니다.(✖)
늦어서 미안합니다.(〇)
만났으니까 반가워요. (✖)
만나서 반가워요. (〇)
너무 많이 먹어서 배가 아파요.
(あまりにもたくさん食べたのでお腹が痛いです)
「たくさん食べた」というのは自分だけがわかっていて、その事実を相手に伝えている
너무 많이 먹었으니까 배가 아파요.
(あまりにもたくさん食べたのでお腹が痛いです)
「たくさん食べた」というのは空いても知っていて、その事実を言っている
너무 많이 먹었기때문에 배가 아파요.
(あまりにもたくさん食べたのでお腹が痛いです)
아/어서の表現とほぼ変わらないが、 때문에 は過去形を使うことができる
理由・原因の表現は韓国語にはたくさんあります。どれを使ったらいいかは、説明だけではなかなか身につかないと思いますので、例文を何度も声に出して読んで、身に付けていきましょう!
「今日もお疲れさまでした」