韓国語学習 初めてのハングル 激音と濃音を覚えよう!【音声付き】

今日学習するのは、激音と濃音という音です。

ここで、日本語と韓国語の特徴をお話ししますね。
日本語には、清音(濁らない音)と濁音(濁る音)の違いがあります。
たとえば、「カラス」と「ガラス」のように。
でも、韓国語にはこの区別がありません。
前回習った「가구 」(カグ):家具は、語頭は濁らず、語中や語尾は濁るので、「구」(グ)と発音します。音の違いは日本語と同じですね。でも、同じ「ㄱ」の子音です。表記上は同じなんですね。

今日学習する音(息を強く出して発音する音)、濃音(喉を詰まらせて発音する音)激は、日本語で書くと同じです。たとえば、前回習った「가」と今日学習する激音の「카」、そして濃音の「까」は、日本語で発音を書くとすべて「カ」となります。

では、難しく考えないで、まず発音してみましょう!

激音4つと濃音5つを覚えよう♪

前回学習した子音と照らし合わせて覚えましょう!

【平音】

[カ・ガ] [タ・ダ] [パ・バ] [サ] [チャ・ジャ]

【激音】(!=息を強く吐いて発音します)

なし
[カ!] [タ!] [パ!] [チャ!]

【濃音】

[ッカ] [ッタ] [ッパ] [ッサ] [ ッ チャ]

発音練習をしてみましょう! 平音→激音→濃音の順番で練習します。

息の出し方が重要ですので、口の前に手のひらを当てて、息が当たるかどうかを確かめてください。

<平音>
手のひらに息が少し当たります。
[カ・ガ]

<激音>
息をしっかり出して発音します。
手のひらにしっかり息が当たります。[カ!]

<濃音>
「ッカ」のように、最初に促音の「ッ」」が入る感じで発音します。
手のひらに息は当たりません。

<平音>
手のひらに息が少し当たります。
[タ・ダ]

<激音>
息をしっかり出して発音します。
手のひらにしっかり息が当たります。 [タ!]

<濃音>
「ッタ」のように、最初に促音の「ッ」」が入る感じで発音します。
手のひらに息は当たりません。

<平音>
手のひらに息が少し当たります。
[パ・バ]

<激音>
息をしっかり出して発音します。
手のひらにしっかり息が当たります。 [パ!]

<濃音>
「ッカ」のように、最初に促音の「ッ」」が入る感じで発音します。
手のひらに息は当たりません。

<平音>
手のひらに息が少し当たります。
[サ]

なし

激音の音はありません

<濃音>
「ッサ」のように、最初に促音の「ッ」」が入る感じで発音します。
手のひらに息は当たりません。

<平音>
手のひらに息が少し当たります。
[チャ・ジャ]

<激音>
息をしっかり出して発音します。
手のひらにしっかり息が当たります。 [チャ!]

<濃音>
「ッチャ」のように、最初に促音の「ッ」」が入る感じで発音します。
手のひらに息は当たりません。

今日のポイント

  • 激音と濃音は息の出し方が重要です。
  • 音声を聞きながら、息の出し方を確認して発音しましょう!

最後にひとこと

今日の、「激音」と「濃音」は息の出し方を意識しなければなりません。
普段日本語では、息の出し方を意識することはないので、少し難しかったかもしれません。
最初は少しオーバー過ぎるぐらい、しっかり息を出して激音を発音しましょう。

濃音は実は日本語にも同じような音があります。

学校「がっこう」と発音した時の、「が」を発音しないで、「っこ」と発音してみてください。
これが濃音の音です。息は出ていませんね。

何度も声に出して練習してみてくださいね。

次回は、合成母音を学習します。

「今日もお疲れさまでした」